コルニクス
ドアに向かって立ち上がったクリュさんはフッと笑うと振り向きざまに言う。
「お前、根性無いな」
「…っ!!」
「会者定離」
「?」
クリュさんが意味不明な呪文を唱えました。
「えしゃじょうり…?」
「会った者は必ず別れるんだ。
別れは必ず来るんだから、それが早いか遅いかは関係ないだろ。
世の無常だ。分かったか、根性無し」
クリュさんはそんな捨て台詞を吐いて部屋を出ていく。
か、かっこい~い~…
最後はキメていくのね…。
その後、顔を洗い、落ち着くのを待って、ドッジボールに参加した。
バスケットボールやサッカーなんかが混じったようなドッジボールで、滅茶苦茶だった。