コルニクス
◆SEVENTEEN
「なんっで元帥が直々に大尉ごときを迎えに来る!?
お前目ぇつけられすぎだろ、オルビス!」
「どうだかな…」
「クールに冷静にキメてる場合か!
どーすんだよ!この状況!!」
怪我人は大騒ぎしているように見えるが、声はでておらず、ひそひそ声で騒いでいる。
「ラクテウス・オルビス大佐、いるのか」
突然、ドア越しに聞こえた這うように振動する低い声。
地が震え、自分も震えたつ。
いかめしく、おごそかな色を帯びた冷酷な声は、ドアを貫き破壊してしまいそうなくらいの迫力があった。
あの有名な映画、ハ〇ーポッターに出てくるスネ〇プ先生の日本語吹き替え版の声のような…
伝わりにくいか。