コルニクス
◇TWENTY

:Vinculum's eyes‡


中庸。

それはアリストテレスが倫理学上で尊重した徳の概念。

どちらかにかたよることなく、常に過不足のない中間を発見し、そこにいることに徳があるとした。

つまり、過剰と不足の中間が中庸。

他の例としては、

無謀と臆病の中庸が勇気。
虚栄と卑屈の中庸が名誉。
放縦と鈍感の中庸が節制。
道化と野暮の中庸が既知。

と、いうような。

例えが分かりにくいかもしれないが、つまりは俺だ。

背は、クリュ兄より低くてセルより高い。

髪の毛は、パーピよりくせ毛でステルラよりゆるい。

性格は、クリュ兄より明るく怪我人より落ち着きがある。

目の色は、クルシオより色素が薄くルナの大佐官より濃い。

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