コルニクス

とても二度寝する気にはなれず、着替えてリビングへ。

「お、セル。今日も遅いな」

「おはようございます、クルシオさん。ちょっと変な夢見ちゃって」

「どうせ蝶々追いかけて知らない地まで来ちゃったみたいな夢でしょ?」

「あれ、こいつってそんなメルヘンな奴か?ずぼらなイメージはあるけど」

「ちょっと!ステルラ!!クリュさん!!朝っぱらからいじめないでよ!」

「そろそろ昼だけどね、セルおはよう」

「あ、おはよ!クロ」


……
………クロ?

「え゙!?クロ!!?」

…そう。
リビングには、クロがいました。

前まではテラ・ドムスにいる彼が異質な印象を持たせて仕方がなかったのに。

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