コルニクス
ウィンクルムさんが誰でも分かる私の心理を説き明かす。
「そうだよ!誰のせいだと思ってんの!」
「あ、心配してくれたの?そりゃますます笑いもんだな」
……なっ!
クリュさんがわざと私をいじめてるのだろうか。
それとも本気で私が心配しないとでも思っているのだろうか。
「…セルが心配してくれたからって照れんなよ、クリュ兄」
…このウィンクルムさんの一言が、爆弾となった。
「誰が…っ!」
投下された爆弾は、クリュさんに落ち、爆発した。
「誰が照れてるって…!?」
「わっ!ごめんクリュ兄!騒いじゃ駄目だよ、体に障るよ!」
「え、なんともなかったんじゃなかったの!?」