コルニクス

クロがさらりと言った言葉に、クルシオさんが食らい付く。

「おまっ!辺鄙とか過疎化とか言うなっ!傷つく」

「あんたの事情なんざ知らねーよ」

クルシオさんをいじると、いつも通り楽しいやりとりになるんだけど、
きっとクリュさんもここにいたいはずなんだ。

「私もう一度クリュさんの部屋に行ってくる」

そんな言葉に便乗してくるのはなんと全員で、
私とクロとステルラとクルシオさんの4人でクリュさんの部屋に行くことになった。

なんだかんだ言ってみんな心配なようで。

「なんなんだよ、お前らまで」

ウィンクルムさん、パーピ、コル、レオ、サーナーティ、マレさん、デンスまでもがすでにクリュさんの部屋にいました。

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