コルニクス
「それは嬉しいね。コバルトが俺らにセルを託してくれたってのも嬉s…」
ド────────ンッ!!!
!?
クルシオさんの言葉は、不自然に不完全に完結した。
ピンと伸びた背筋を伝う汗。
シンと静まりかえるテラ・ドムス。
「領空よりユピテル軍の爆弾投下を確認!
ユピテル母船、左右大佐艦、アエタス・プーベース等その数二十!!」
ウィンクルムさんが叫ぶ声が響き渡る。
「え…早くね?」
クルシオさん……。
攻撃なんてユピテルの気分なんだから、早いも遅いも無いでしょ!
無差別テロなんだから!
「全員パクスへ乗れ!脱出するぞ!!」
クルシオさんのどこから出したか分からないほど大きな声。