コルニクス
それかパクスを修理しながら居候先を探して、
パクスを修理し終えるのと居候先を確保するのと
どちらが先かで決めてもいいけどなと言いながら、
クルシオさんはパスタにあえてあるアサリの身を殻からすくい、皿のふちにためていた。
「いっそのことインフィニートゥムにお世話になっちゃえば?」
「…は!?」
なげやり且つ大胆不敵な発言をしたのは勿論のことクリュさんで。
インフィニートゥムは勿論のことルナ・ファミリアなわけで。
声を上げて驚いたのは勿論のことデンスで。
皿のふちにためたアサリの身をまとめて一気に口いっぱい頬張るクルシオさんを横目に、
クリュさんが自分の考えの説明を始めた。