コルニクス

てきぱきとしたイプサム中佐の指示で前に出てきたのは可愛らしいメイドさんだった。

「皆さんの案内役を承ります、ラクリマと申します」

可愛らしい声で可愛らしくお辞儀をする彼女は、本当に可愛らしかった。

しつこいとは思うけれども、可愛らしかった。

「どうぞ」

早速案内してもらうテラ・ファミリア一同。

インフィニートゥムの内装は割りと清潔感溢れるつくりで、
大理石の壁、シャンデリアなどの豪華な物は無く、
見た目は気にせずお金をかけていないことが分かった。

私たちに二つ部屋を用意してもらっていて、そこにお兄さんたちが荷物を運びこんでいく。

食糧や燃料はルナ・ファミリアに贈呈。

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