コルニクス

ラクリマみたいな可愛い女の子も、
アンジェリカ夫人みたいな高貴なお嬢様も、

このインフィニートゥムにいるっていうのに?

「とりあえず飯だ、飯!」

クルシオさんの声に、自分が皿を持ったままおあずけを食らっていたことを思い出す。

テラ・ファミリアの群れの中にクロとアルデオ中将が加わり、一緒に食事をすることになった。

「デンス~お前でかくなったなぁ」

「いや、たいして成長してないっすけどね」

「可愛くなった」

「ほもですか」

デンスとアルデオ中将が久しぶり的な会話をしている最中、

私の隣に座ったクロが、バイキングなのにカレーライスにがっつきながら私に話しかけた。

< 454 / 575 >

この作品をシェア

pagetop