コルニクス

まさかこんな私をこんなふうに迎えてくれるなんて。

ああ…泣きそう。

「お前、歓迎会だって今気づいたって顔だな」

目が潤みはじめたときに背の高いギャップお兄さんに突っ込まれた。

私ががっちり固まったのを、みんなは当たり前のように、図星だという証拠としてとらえて。

「えー!嘘でしょー!?」

「布に書いてあるじゃーん」

なんて主に子供達に騒がれた。

歓迎会はすごく楽しかった。

賑やかで料理もおいしくて皆笑ってて。

皆が皆自己紹介してくれたのだけど、正直ほとんど覚えていない。

「さあさあセル、手伝ってちょうだい」

おばさん──マレさんに頼まれて手伝った洗濯物をたたむ仕事。

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