コルニクス

「クロ?元帥に呼び出されてるんじゃなかったのー?」

「お、いけね」

私がクロの熱弁をわざとらしく遮ると、
クロが思い出したように焦って去って行った。

「あっアルデオ中将。一人じゃとても終わらないんで、やっぱデスクワーク手伝ってくださーい」

なんておちゃめなセリフを残して。

「今日一日適当に過ごしてていいって言ったじゃんかぁ~」

未だ男子部屋にいたアルデオ中将は、当然の如くベットに崩れた。

「まあもともと自分の仕事だったんだから。ファイトでーす」

「オルビスが元に戻って喜んでたら、仕事まで戻ってきたぁ~」

もうどっちが上司か分からないアルデオ中将とデンスの会話。

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