コルニクス

「あいつ、教えることはすべて教えた的発言を堂々と…。
部位の名前教えただけで全部教えた気になってんだ、多分。
あいつならあり得そう」

もし月の光がもっと強かったら、私が青ざめているのがクリュさんにバレるところだった。

「まあとりあえず部屋に戻れ」

明日になっていきなりステルラに「じゃあ一度飛んでみて」とか言われたらどうしよう。

「おい、聞いてんのか」

ステルラなら「え?飛べないの?私教えたじゃない」とか言いそう。どうしよう。

「鍵閉めるぞ」

「クリュさん!飛び方教えてください!!」

「…え?」

クリュさんに教えてもらえばいいんだ!!

「今から?」

「はい!」
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