コルニクス

私が勝手な考え事から目を覚まし現実に戻ってきたときに、
クリュさんの素晴らしい助言が耳に入った。

「ああ。顔広いものね」

顔広いんだあ…クルシオさん。

「今とてつもなくクルシオさんに会いたい…」

「クルシオの部屋なら、7Fの階段を降りて真っ直ぐ行った一番奥よ。
今日はもうご就寝のことだろうけど」

「ありがとう。明日行ってみる」

クロのこと知ってるといいなあ、クルシオさん。

知ってたからなんだって話だけど。

クロのこと知りたいって思いが凄く強く働いてしまうこの頃。

クロ依存性ってものを勝手に作って一人で納得している毎日。

クロのことが何か分かれば、クロ依存性もやわらぐかも。

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