年下彼女に負ける俺-1-
「じゃあ…最近キスしてくれないのはそれが理由なんですかー?」





たまにはキスしてくださいよ。

他の男に私の唇をとられてもいいのかー!!




そんな思いを心に秘めながら

聡ちゃんの顔を再び覗き込む。







何で…何で…と小さな声で呟きながら聡ちゃんの顔をさまざまな角度から見る。




だけど聡ちゃんは私と目を合わせようとしない。








ここで一度、食べ終わったアイスの棒をごみ箱へと放り投げる。



カランと音は聞こえたものの、棒はごみ箱には入らず、近くの床に落ちた。
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