年下彼女に負ける俺-1-
「それにしても…」

聡ちゃんが話し始めたところで、なぜか彼の手は私のお尻を触っている。




「そ、聡ちゃん。」


やめて…という顔で聡ちゃんを見れば、彼はニコニコ笑ってるだけ。




「美桜子も痴漢にあうとはな。そんなに魅力的なお尻だったのか?」


ここは電車の中だから、聡ちゃんは小声で言ってるけど、私にははっきりと聞こえた。



これは…我慢なんかしなくていいよね?

ちょっと…というか、かなり周りに迷惑かけるけど。





「ちかーん!」

大声をあげて聡ちゃんの頬に一発。




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