年下彼女に負ける俺-1-
車から降りて玄関へと行けば、見覚えのある感じ。


「ここ…聡ちゃんが住んでるマンションじゃん。」



立ち止まったままマンションの上の方を見てると、聡ちゃんは中に入るので、私は慌てて追いかける。







「ねえ、これはどういうつもり?」


「おばさんに頼まれたから。」


質問の答えがさっぱりわからない。



お母さんは、聡ちゃんに一体なにを頼んだんだ?







謎に思いながら、二人で乗ったエレベーターは、なんだか乗りごこちが悪かった。




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