年下彼女に負ける俺-1-
部屋に着けば、聡ちゃんはすぐにソファに座った。

私は靴を履いたまま玄関に立っている。




「靴脱ぎなよ。」


聡ちゃんに言われて靴を脱げば、やっと部屋の中に入った気がした。




どこに座ればいいのかわからない私は、部屋に入ってもつっ立ったまま。



なに緊張してるんだろう…私。

聡ちゃんの家なんか、何度も来てるのに。


ただ、最近来てなかっただけ。




頭の中でゴチャゴチャと考えていると、余計に混乱した気がした。
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