年下彼女に負ける俺-1-
「ただ、友達の秀平も誘っていい?」


「私はいいけど…」

と言ったところで蜜を見る。


彼女の答えもいいらしかった。




「じゃあ俺、秀平に聞いてくる。」


その場から離れた浅間は、教室を出て行った。





「なんか、意外なメンバーが揃いそう。」


蜜の言葉にそう?と、私は言う。



ほとんどが同じクラスの人だし、私としては別に意外でもなかったり。

皐月とも仲いいし。




だけど蜜からしたら、浅間たちや皐月とも話したことはないのか。

そう思うと、意外ではないのかもしれない。





再び看板の色を塗っていると、浅間がやってきた。
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