年下彼女に負ける俺-1-
「秀平も行けるって。ただ…」


「ただ?」


「櫻田も誘えない?」


浅間の質問に対して、なんで?と私は聞いた。

なぜ天使ちゃんが…。





「秀平が、櫻田も誘ってほしいってさ。」


なるほど、そういうことですか。



まさか佐藤が天使ちゃんのことを…。

これは協力するべきですよねー!




「蜜、櫻田さんも誘っていい?」


「いいよ。」


この時点で蜜は、メンバーなんてどうでもよさそうだった。

きっと彼女にとって拓さんがいればいいんだろう。




「じゃあ、あとで聞いておくね。」


「わかった。よろしく。」



話が終われば浅間は作業へと戻った。

私も作業を再開した。
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