年下彼女に負ける俺-1-
それから5分が経ったところで、マンションに着いた。


駐車場には、拓さん、蜜、皐月、浅間、佐藤、天使ちゃん、会社の人らしき人が1名。




「みんな早いね。」


車から降りて言った一言。



「そりゃあ…待たせるわけにいかないし。」


と言う皐月。




それにしてもみんな、よくマンションの住所と地図だけで場所がわかったな。

私だったら無理だ。


そう思うと、私は聡ちゃんに頼りっぱなしだなとか思ったり。





「高校生の子たちはこれで全員だ。あとは3人だけだ、聡介。」


聡ちゃんにそう言った拓さんは、なかなかのイケメンだった。

そして隣に聡ちゃんが並ぶと、もう眩しすぎる。
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