年下彼女に負ける俺-1-

*:相手はおっさんです。

放課後の暑苦しい教室に、仲の良い5人組で話をしていた。


「ねえ、皆って好きな人いる?」






ある女の子がみんなに尋ねた頃、窓から外を見ると…すでに日が傾こうとしていた。


昼間よりは涼しいというのに、蝉の鳴き声が聞こえていた。






「私はいるよ!」


「私も!」



数人の女の子が質問に答えていた。

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