年下彼女に負ける俺-1-
「まぁ、お前の返事はわかってるけど。」


浅間がそう言ったところで、雨が降ってきた。

気づいたら、雨が私たちを濡らしていた。




「ごめん…私…帰る。」


そう言っては、いつの間にか走っていた。



浅間に告白された今、急に聡ちゃんに会いたくなって…。

もうすぐ着こうとしてた二軒目のお店なんてどうでもよくて…。


私は走っていた_。
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