年下彼女に負ける俺-1-
「おい、おい!」


この声は…。

肩を軽く揺すられながら目を開けると、目の前には聡ちゃんが。




「なんで全身ずぶ濡れでここにいるんだよ。」


それに…と言う聡ちゃんは、続けて言った。




「美桜子、すごい熱だぞ。」


聡ちゃんは部屋の鍵を開けて、座っていた私をお姫様だっこしては、そのまま部屋に入って寝室に直行した。
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