年下彼女に負ける俺-1-
「聡ちゃん、パーカーも貸してもらえるかな?」

胸のあたりをおさえながら言った。




「もしかして寒いの?」


「う、うん。」


本当は寒い訳ではなかった。


ブラをとった今、Tシャツ一枚でいれるはずもなく、なにか上に着るものがあればなぁと思っただけ。

だけどそんなことを聡ちゃんに言えるわけないので、ここでは寒いということにしておく。

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