年下彼女に負ける俺-1-
下着着てないの?と私の顔を見ては、確認する聡ちゃん。

そんな聡ちゃんを見ながら、顔を真っ赤にしてこくっと頷いた。




その瞬間、聡ちゃんの顔も赤くなった。



「いや、なんか…ごめん。」


謝られるとますます恥ずかしくて、私は俯いた。




「えっ…じゃあ、その…」


聡ちゃんが言いたいことはわかっていた。

そしてそれがとても言いづらいことも。


だから、代わりに私が言ってあげた。





「だから、今上に着てるのは1枚だけなの…」


恥ずかしさでいっぱいの私は、腕で顔を隠しながら言った。




聡ちゃんは、さっきまで掴んでいたTシャツを離し、ベッドに座った。
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