年下彼女に負ける俺-1-

*:もう、自分が嫌です。

みんなが言っていた難しいテスト。

私にとってはまあまあなレベルのテストが終わったところで、楽しみにしていた週末がやってきた。




ナチュラルメイクをして、オシャレもして、家で聡ちゃんを待つ。


今日のデートでは聡ちゃんが迎えに来てくれる。

そんなことにもウキウキしていられる私は、よっぽど浮かれていた。





「まだかな。」


何度も呟いては時計を確認する。


だけど家の前に人が来た気配もなく、ただ時間だけが過ぎていく。







「遅いよ。」


約束の時間が過ぎてから２０分が経ったところで、携帯にメールが来た。





「えっ…嘘だ…」


メールの内容を見ては、驚く私。



まさか仕事になってしまったとは。

メールには、そんな内容が書かれていた。