年下彼女に負ける俺-1-
「美桜子バカ?」


聡ちゃんとのちょっとした喧嘩をした2日後。




教室のベランダで風に当たりながら、次の授業が始まるのを待っていた。



「そんな態度をとったら、次に会う時が会いづらくなるだけでしょ。」


「はーい。」


相談した蜜にまで、こう言われてしまうと、本当にへこむ。

てっきり蜜は、味方になってくれると思ってたんだけどね。




「まぁでも、聡介さんもどうかと思うけど。」


蜜がそう言った後に、だよねと頷く。




そんな私に対して、ちゃんと話を聞いてあげればよかったのにと蜜は言った。
< 242 / 321 >

この作品をシェア

pagetop