年下彼女に負ける俺-1-
それって私が悪いの?と蜜に聞いたところでチャイムが鳴った。



ベランダから教室へと行けば、授業が始まった。



この授業は三井先生の授業で、聡ちゃんとのことを考えてる場合じゃない。

ボーっとしてるだけで、三井先生が注意してくる。


何度も思うけど、本当にうるさい先生だ。







先生がどんどん黒板に書いていく中、頭の中は授業のことなどまったく頭に入っていない。

両手で頭をかかけては、ひたすら聡ちゃんのことを考えていた。





「はぁ…。」


やっぱり私が悪いのか。

いや、でも…今回ばかりは認めたくないぞと思ったり。
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