年下彼女に負ける俺-1-
「そんなことされたら我慢できなくなるんだけど。」


「我慢しなくていいよ?」


「帰る前にお預けって言ったのに?」


「だって好きなんだもん。仕方ないじゃん?」



ニコッと笑顔で言うと、聡ちゃんが私のことを抱き寄せた。

その瞬間、私はあっという間に聡ちゃんの腕の中。


聡ちゃんの温もりと匂いを感じて、本当に幸せだと思った。





「じゃあ歯止めがきかなくなっても知らないぞ?」


「いいよ。聡ちゃんなら何されても嬉しいから。」



そう言った瞬間身体が浮いたと思ったら、聡ちゃんが私をお姫様だっこをした。

もちろん向かう先は寝室だった。
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