年下彼女に負ける俺-1-
「美桜子さ、授業中ニヤついてて気持ち悪いよ。」


武智先生の授業が終わって蜜のとこに行くと、彼女に言われた。



「聡介さんのこと考えてたでしょ?」


「そうだよ。」


蜜と話している間もニヤニヤ。

だって最近幸せすぎてニヤついちゃうんだもん。




「何か良いことでもあった?」


「蜜!よくぞ聞いてくれた!」


誰かに話したいと思っていたところで蜜が聞いてくれたので、私は嬉しくて話し始めた。






「この間聡ちゃんとデートしたの!」


「うん。で?」


「いろんなとこに行って楽しかったんだけどね、帰りに聡ちゃんの家に行ったの!」



そしたらさ…と言ったところで蜜を見ると、すでに彼女は興味なさそうな顔をしていた。

だけどそんなのお構いなしに、私は話し続けた。
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