年下彼女に負ける俺-1-
「俺さ、普通にしようと思ってさ。」


「えっ?」


「そしたら思ってもないことを言ってた。」



本当にごめんと謝る浅間の顔は真剣だった。




「別にいいよ。もういいから。」


だから早く課題を終わらせよう?と言ったら、浅間は頷いた。



それを見たら今度こそ課題に集中できるような気がした。








課題が終われば二人で職員室に行った。


課題を提出した時、授業のことについて若干注意を受けた。

けれど話が終われば、先生はすぐに帰るよう言った。




「失礼しました。」


二人でそう言って職員室を出ると、俺は部活があるからと浅間が言った。
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