年下彼女に負ける俺-1-
「ごめん。」



謝りながら私の隣に座ってきた聡ちゃんは、真剣な表情だった。






「忙しかったのは本当。だから、今日の誕生日でいっぱい相手してあげようと思ってた。」





降参です。

その言葉で十分です。





「本当?」


「本当。」





私は高校生でまだまだ子供だから、単純なんだ。


聡ちゃんの言葉にすぐ納得してしまう。
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