年下彼女に負ける俺-1-
「覚えてるでしょ?」


「それって誕生日のこと?」


「そう!私の心優しい友達がさぁ…プレゼントをくれるって話だよ。」





もしかして…という浅間は笑っている。

その顔を見てムカつく私。





「プレゼント貰えなかったんだろ。」


「なっ…」




えー…悔しいけど図星です。




「図星かよ。」


小声でうっさいと言って強がりながらも、身体は正直で、今の私の顔はりんご並みの赤さ。
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