年下彼女に負ける俺-1-
昼休み。


休み時間にあった浅間との出来事を思い出すと、イライラする私。


だけどそんな気持ちも2組の教室の前に来てしまえば、全て吹っ飛んだ。




廊下から教室の中を覗けば、天使のような輝きを持つ女の子が。




「確かにあれは可愛いね。」



私の隣で、幼稚園からの親友の皐月も頷けるほど。



「私あの子に惚れちゃうかも。」


「なに言ってんの。あんたには聡ちゃんだけでしょ。」



皐月にそう言われ、そうだけど…と言いながらも、視線は天使のような輝きを持つ女の子に。

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