年下彼女に負ける俺-1-
15分の道のりは、暑い季節の今だと辛いものだった。






「ただいま。」


「おかえり。」


家に着いて声を出せば、返事が聞こえた。






そして、玄関から奥の部屋へと進めば聡ちゃんがいた。






家には家族はいない。

お父さんもお母さんも仕事だ。




だから今日みたいに聡ちゃんが遊びに来てくれる。



ちなみに聡ちゃんの名前は聡介だ。



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