年下彼女に負ける俺-1-
「じゃ、帰るぞ。浅間君、ありがとな。」


「いえ、大丈夫です。」


聡ちゃんは、私のバッグを持って、私のことをお姫様だっこした。




「ちょ、ちょっと…恥ずかしいってば!」




浅間が見てるし、パンツも見えてしまいそう。

それに、私の太ももにある聡ちゃんの手がくすぐったい。




「別にいいよ。誰も気にしてないし。」


「私が気にしてるの!」





二人で言い合いながら、私たちは保健室を出た。

後ろでは、浅間が見ていた気がした_。
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