年下彼女に負ける俺-1-
「今日いい天気だから買い物しようかなと思って。」


「実は私も買い物しに来たんだ。」


じゃあさ…と天使ちゃんは言う。




「一緒に買い物しない?」


天使ちゃんの質問に、いいよとおもわず即答。




じゃあ決定ねと言う彼女は、ホームから階段を上って改札の方へと行くので、急いで追いかける。



前にいる彼女の後姿も素敵で、それだけでオーラーが出ていた。


いいなと思いながら、天使ちゃんくらいに可愛かったら、聡ちゃんよりもいい人を捕まえられたかなとか思う。




だけどそんなことを言っていても、聡ちゃんが私の中で1番だっていうことはよく知っている。
< 97 / 321 >

この作品をシェア

pagetop