スリーポイント





──ガチャ!

…パタン。


勢い良く家の中へ駆け込み、ズルズルと扉にもたれる。



「……私の、馬鹿…」


床のカーペットの上に、膝を立てて顔を隠すように座る。


何してんの、私。

あんな、…人のボールで勝手に遊ぶとか。


やっぱり……、

「私、最低だ……」


いくら懐かしいから、って。

あの人…、許してくれるかな…。


ふぅと一つ息を吐くと、私は紅茶を飲むために下へ降りた。







< 12 / 63 >

この作品をシェア

pagetop