スリーポイント
気性が激しいというか、短気?
(…うん、しっくりくる)
いつものように、窓際で紅茶を一口飲んで、本を開く。
ガンッ
ガンッ!
聴いていて懐かしくかるような音をBGMにして。
「……すぅ…、ん…」
ボーっとしながら軽く目を擦り、瞬きをして伸びをする。
どうやら、知らぬうちに眠っていたみたいで。
本当、膝掛けを掛けていてよかった。
コクリ、と冷めきった紅茶を飲むと、眠気覚ましになったみたいで。
私は、いつも眺めている公園へ視線を向けた。