スリーポイント





まさかの衝撃の一言に、持っていたボールを持っている手に力が入る。

ちらりと彼を見てみても、さっきと変わらず私をみつめる。


どうしよう。

まさかバレてると思わなかったし…まさかこれ…ストーカーになったりしない…よね!?



「おーい、聞こえてるかぁ?」

「は、はいっ!聞こえてマスデスっ!」



いきなり呼び掛けられて、必要以上にビクッとする。

そんなあたしの反応に、彼はまた大笑い。


…なんか、この人…意味わかんない。


問いかけてきたと思ったら、勝手に笑い出したり。

びくびくしていたのに、すぐに顔に出る程照れたり。


なんか…こんな人初めて。

だから、少し面白い。






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