一目恋探偵事務所
「あ、来た来た!紅ー!」
芽炉子が大きな声で呼んでいる。
「ごめーん!待った?」
「ううん!うちらも今来たとこ」
「そっか!じゃあ、みんな準備はいい?」
「「「もっちろん!」」」
3人は元気に声を合わせてはりきっている。
ホント、この3人といると毎日が楽しくてしかたない。
「よし、それではいざ、第二図書室へ!」
「「「おー!」」」
そして、私たちは学校の中へ入り、南校舎1階の奥の方へと進んでいく。
「ねぇねぇ紅ぃ~、ココホント怖いよぉ?」
「だねぇ・・・なんか、夜だからより一層立ち入りがたいカンジ・・・」
「オイオイ~俺らの目的地もうスグそこだぜ~?」
彰太郎はちょっとおびえたように言ってくる。
「はっ彰太郎ビビってんの?なっさけねーなー」
そういいながらもちょっと自信のなさそうな鳴。
そして、ついに私たちは1階の奥の教室、第二図書室へ来てしまった。
私はゴクッと息をのんだ。
「・・・いい?ドア・・・開けるよ?・・・」
「「「う・・・うん」」」
3人は心をきめたようにうなずいた。
ガラッ____