俺様先輩×私様後輩
第2章
「本当に頭にくる!!」
「乃愛。声が大きい。先生来ちゃうよ…」
「あの男名前ききのがした…。くそっ…。」
「今、食事中なんだけど…。」
ここは
学校内のランチルーム。
そして、私の愚痴を聞いてくれているのは、
齋藤理子(サイトウ リコ)。
同じクラスのわたしの親友。
「でもさ、その男子の制服は見たでしょ。
ネクタイの色見なかったの?」
「ネクタイ…ねぇ……あっ!
見た!…えっと…赤だった!!」
私の学校は学年ごとに青・赤・緑とネクタイの色が違う。
私と同じ1年は青。
緑は3年…
ということは、、、、
「2年だね。」
理子が呟く。