俺様先輩×私様後輩
「ねぇ~。麻耶様。今日、うちに遊びにいらっしゃいます?」
「えー♪今日は私のうちですわよね!」
相変わらず昨日と違う顔してる。
本当は怪訝そうな、不機嫌そうな……
憎たらしい顔!!
でも、今はみんなの前だからか王子顔…
私はその顔を思いっきり睨んだ。
彼女だなんて…。
ばっかみたい。
「あ、あのさ…」
「…??麻耶様?」
彼の取り巻きがざわつき始めた。
「俺には、彼女いるんで。そういうのもうやめてもらってもいいかな…?」
「えっ、麻耶様彼女は作らないっておっしゃってましたよね!」
「ごめんね…。」
そう彼は言って、
私に向かってあるいてきた。