俺様先輩×私様後輩
「向かいの家は、今の親父が建てた家で
ここは昔の家。」
「こんなボロい家なんかもう出ていけばいいじゃないの?」
私は聞いてみた。
「母親には酷いことした最低なヤツだと思うけど、
俺の前ではそんな風じゃなかったから。
俺の前では、凄くいい父さんだったからさ。
俺はここに住んでる。父さんの思い出のこの家にさ。」
「あんた、おかしい人ね。」
「そんなヤツなの。俺は~。」
と言って駿太郎は後ろへのけぞった。
「乃愛~。ねーむい!」
「私に言わないでよ!」
「…」
規則正しい寝息が聞こえた。
…寝るなんて、、、、可愛い。