俺様先輩×私様後輩



「…ちょっとだけ…ならいいよね。」

そーっと、そーっと駿太郎のもとへ近づいた。


テーブルを挟んで向かい合って座っていたので、
私は向こう側にまわった。




私が見下ろしているのは
端正な顔立ちの駿太郎の寝顔。

ツンツンとほっぺたをつつく。




…よし。

大丈夫。


寝てる。




私は、ゆっくりと彼の唇に自分の唇を近付けた。




< 58 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop