俺様先輩×私様後輩
いい根性してんじゃない…。
「ちょっと!!」
私は、男と私以外誰もいない廊下に叫んだ。
「今度は何なんだよ…。」
「私が、あんたの言いなりになってあげる。」
「…は?」
「だから、
私があんたの言うこと何でも聞くってこと!
これだったらあんたも私も得ってこと。」
「下らない…。」
また、
歩き出した。
コイツ…
普通、この私が声かけてあげたら即答するはずでしょ!
今度は、男の前に回り込んだ。
「何でもいいのよ!
あんたがさっきのこと黙っておけばね!」
すると、男は黙りこんだ。
おっ、引っかかったか!?
「じゃあ、」
やっと口を開いた。