あなたに恋したあの日
とりあえずえーあー…冷静になれ自分~‼



「おぃ」


「へっ!?」

後ろから声がした…

さっきのすごい目で睨んでたイケメンかもしれない人が……



「沙織、わ、私帰るね…‼」


えぇ~香奈ぁ~……‼

嘘…



「へっ、じゃないから。礼ぐらいはっきり言えよ。」


「えっあぁ、あの… あ…ありがとう…ございます…」



「ふ~ん…納得いかねぇなぁ…」


「あのほんとにありがとうございましたっ…失礼します…‼」

怖いぃぃぃ……助けて…


ぐぃっ

「えっ!?」

「…んんっ…やめ…ぁ…」

ドンっ


「なにすんのよ‼」


「お礼のキスじゃん」


「………。」


「お前名前は」

「市川沙織…です。」


「ふぅん。じゃぁ沙織、今から俺の彼女な‼」


「へ!?」

「その制服西田第一中か?俺楢山中の東間徹」

「あの東間さん…言ってることがさっぱりで…?」


「だから~、今日からお前は俺の彼女‼それと俺のことは徹って呼べ」


「えっあぁ…はい。ってえぇ!?」


嫌だ…っ


あんな怖い人の彼女なんて…

なんで助けてもらっただけで私が付き合わなきゃいけないのよ…


「私がどうしてあなたと…」

「なんか文句あるか!?」

ひぇぇ…

「な…いです。」


呆気なく終わった。
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