空*9

目が覚めた時にいつも君を探している

それは君がよく私の夢の中に現れるから

ぱっと眼が覚める夏ミカンのようなさっぱりとした朝

物足りなさを感じる家の部屋をすべてドアをあけてふとんをどけて

君を探してみる

いるはずもないのにね

ばかばかしい自分の行動に笑えてきた

自分の中ではばかばかしくはないことが分かると

笑顔から急に泣き顔になった

「好きだよ」

一言君に届けたい言葉
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