TAKE MEDICINE この世界で誰が正常でいられると?
七日目
段々と、視界がクリアになっていく。
「更紗、いつまで寝てるつもり?」
「これじゃ遅刻決定だね」
ああ、眠っていたのか。
そう思い目を擦ると、そこにはありえない人物がいた。
「ま、舞香?! それに、ミヅキも!」
おそようさん、とからかうようにミヅキが言う。
更沙のせいだよ、と舞香が口を尖らせる。
ここは、家?
わたしは体育館にいるはずなのに。
それに二人とも、死んだ……はず、なのに。
「何驚いてんの? もしかして更紗、休日と間違えてる?」
「そうかもね。ほらほら、早く起きて」
わたしを起こそうとして舞香が動くと、それと連動してツインテールも揺れた。
ミヅキがハンガーにかかっていたわたしの制服を手に取り、わたしに手渡した。
「もう今日は遅刻決定だからなぁ……」
「サボっちゃおうよ! 受験シーズンに入る前に、うんと遊ぼう!」
「おっ、いいねぇ! ほら、更紗早く着替えなよ!」
目の前で起きていることがよく理解できないまま、わたしは制服に袖を通し、ご飯も食べずに家を出た。
「更紗、いつまで寝てるつもり?」
「これじゃ遅刻決定だね」
ああ、眠っていたのか。
そう思い目を擦ると、そこにはありえない人物がいた。
「ま、舞香?! それに、ミヅキも!」
おそようさん、とからかうようにミヅキが言う。
更沙のせいだよ、と舞香が口を尖らせる。
ここは、家?
わたしは体育館にいるはずなのに。
それに二人とも、死んだ……はず、なのに。
「何驚いてんの? もしかして更紗、休日と間違えてる?」
「そうかもね。ほらほら、早く起きて」
わたしを起こそうとして舞香が動くと、それと連動してツインテールも揺れた。
ミヅキがハンガーにかかっていたわたしの制服を手に取り、わたしに手渡した。
「もう今日は遅刻決定だからなぁ……」
「サボっちゃおうよ! 受験シーズンに入る前に、うんと遊ぼう!」
「おっ、いいねぇ! ほら、更紗早く着替えなよ!」
目の前で起きていることがよく理解できないまま、わたしは制服に袖を通し、ご飯も食べずに家を出た。